GGPBのこと

Bセラーズという出版社のカセットマガジン

ある日、突然大学時代に一緒にバンドをやっていた谷君から、連絡(手紙だったか電話だったかは覚えてない)がありました。

こんど、ニューウェーブ系のバンドや平面作品で頑張っているアーティストを集めてGGPGというカセットマガジンを作ろうと思うので、モンタ(僕のこと)も参加しなよ。…とのこと。※ちなみにGGPGというのは、稲垣足穂の「ゲエ・ギムギガム・プルルル・ギムゲム」がベースになっており、このあたりが谷君のこだわりですね。

その当時僕は、プラネットシティというバンドを終えて遊星都市というバンドをスタートさせたところで、喜んで参加させてもらいました。

当時の僕は遊星都市と名乗っているものの、実際には自分で多重録音をして、さらにMC50というシーケンサーを買って作品を作り続けていた時代で、このカセットマガジンにはソロ名義で参加しました。

カセットテープと小冊子のメディア

当時谷君は、デザイナーとしてエロ本を作っている会社の仕事をしており、その会社で作ったエロメディアとしてのカセットマガジンのケースや、カセットテープのダビング工程などが生きていたので、それをベースに自分が編集人として作ったカセットマガジンが「GGPG」(Wikiペディアで見る)という冊子なのです。

この冊子は「アルファベット」をテーマに、その中から一文字を選び、音楽作品は1分以内、冊子は1ページで作品を募集したのが、このメディア。

そして掲載されているアーティストがすごい。久保田さちお(ヴァージンVS)、遠藤賢司、鳥居あゆみ、植田哲二(榎本みょうが)、戸川純、戸田誠司、米米クラブ、高木一裕(東京ブラボー)、美尾洋乃、光永GUN(メトロファルス)、志村哲、ライオン・メリー(ヴァージンVS)、伊藤与太郎(メトロファルス)、藤本由紀夫…。すごいメンツですね。そこに僕も参加できたのが嬉しい。

僕が提供したのは、Lunatic(ルナティック)という1分の音楽と、グラフィック1ページ。音楽は僕とカトー君という相棒で、ジュピター8とシーケンシャルサーキット・ドラムトラックスだけで作りました。

このLunaticという曲は、このカセットにしか音源が残っていないので、いつかデジタル化してサウンドクラウドにでもアップしてみようかと思います。曲は、キングクリムゾンのような変拍子を、スタイルカウンシルのようなファンクのリズムに乗せたもので、個人的にとても気に入っています。

右側のページが僕のグラフィック
一番下の帽子のあんちゃんが、ワシです。その上の写真は米米クラブ

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