女囚さそり 第41雑居房

女囚さそりシリーズ第二弾!

前回「女囚さそりシリーズ」の第1作 を観てハマってしまい、続編の第二弾「女囚さそり 第41雑居房」を観てしまいました。2作目は時系列として第1作と繋がっており、登場人物も刑務所の所長(渡辺文雄)や看守(室田日出男)が続投されています。

たぶん前作のラストで脱獄した松島ナミを所長や看守は尾行していたので、最後に本懐を遂げたさそりを世間には知られないように刑務所に戻したのでしょう。

オープニングから独房に閉じ込められる「さそり」。しかし口にはスプーンを噛み締め、ガリガリと床で先を尖らせているシーンにタイトルが被ってくるオープニング。なかなかゾクゾクさせる映像にしびれます。

片目を潰された所長(さそりのせいで)は、個人的に松島ナミを刑務所内で嬲り殺しにしようと企み、刑務所外の石切場で働く囚人たちの目の前で、看守たち(小松方正)にレイプさせます。小松方正にレイプされても、ずっと男を睨みつける松島。今回は前作以上に梶芽衣子にセリフがなく、ずっと黙ったまま。その目だけの演技がゾクゾクします。

今回は脱獄女囚のロードムービー

松島ナミを含めた7人を護送するトラックで見事に脱獄。ついでにさそりを犯した看守(小松方正)にも天誅をくだし、7人は野を駆け、山を越えての脱獄。

囚人たちが来ているマントのような「どんごろす」が、時代劇の合羽のようで(木枯し紋次郎みたいな)、あるいは荒野の用心棒のクリントイーストウッドみたいで、なかなかいい感じです。

どえらいブスの囚人リーダー

今回、さそりと一緒に脱獄の旅をする6人の女囚たちも、全員ブスなのが最高で、さそりの美しさが際立ちます。特にリーダーのひで(白石加代子)のドブス具合が最高なんですよ。役柄的にも自分の顔にコンプレックスを持っているドブスが、この中で一番美しいさそりを目の敵にする設定がストンと落ちます。

白石加代子さんも迫真の演技で、ドブスを演じていて、身も心も醜い女はまるで般若のようです。

そして脱獄した囚人を追いかける所長を中心にした看守たち。脱獄の最中に追っ手の看守を殺したり、仲間の女囚がレイプされて殺されたことで、犯人たちが乗っているバスを襲撃して乗っ取ったりと、なかなかいい感じの無茶苦茶な展開で、本当に観ていて飽きません。

ようやくセリフを口にする梶芽衣子(笑)

先にも書きましたけど、今回のさそりは本当にずっと喋りません。ようやくセリフを口にしたのは、映画開始から1時間12分経過してから。ちなみにこの映画は1時間28分です(笑)。

その五文字のセリフひとことで、これまで一緒に逃げてきた女囚たち(さそりを虐めてきた女たち)を皆殺しにしてしまうのです。これはしびれます。

お約束の黒装束もあるよ

その後、ドブスと力を合わせて室田日出男やヒゲとサングラスの看守を惨殺。残念ながら所長は栄転で刑務所を離れ、永田町で役職に付くのですが、もちろん、そんなことをさそりは許しません(笑)

ラスト、お約束のスタイリッシュな黒装束で登場すると、思わず「キター!」と叫んでしまいます。暗闇を歩いてくる中村主水を見ているようなカタルシス(笑)。

さらに所長の惨殺も、なんども下腹部にナイフを突き立て腸をグリグリとえぐる、えげつない殺し方。これぞ「さそり」のクライマックス。

第二作は、さそり(梶芽衣子)の演技が素晴らしいです。セリフも2、3しかなく、それで映画一本を成立させるって、すごいと思います。さらに前作以上に梶芽衣子が美しい。そんなカットが山の如しで傑作だと思います。

リアリズムにこだわる方には向いてませんが、これは「大人の漫画」なんだと割り切って見ると、こんな痛快な作品はないと思います。

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