青春のハードロック
「ロックアルバム31」の11枚目は、高校時代からずっと聞きまくっていたエアロスミスです。確か高校一年の時にデビューしたんじゃないかな。そして同時期にデビューして人気を博していたキッス、クイーンと並んで、意味もなくロック御三家とか呼ばれていました。
当時はキッス派、クィーン派、エアロ派とかのファンの間での派閥があったのかもしれないですが、僕は全部好きだったし、その中でもやっぱエアロスミスが一番ぐっと来るバンドでした。
ハードロック系では、レッドツエッペリンやディープパープルも同級生では人気があったのですが、もうすでにZEPもパープルも全盛期が終わっていたような印象で、リアルタイムにアルバムを追い駆けていなかった僕は、じっくり聞きこむような余裕もなく、やはりリアルタイムでリリースされるバンドの方が興味があったし、実際にこの3バンドの初期の頃は、創作意欲がモリモリあった時代だったので、エキサイティングでした。
なかでも1976年にリリースされた「ロックス」は、アルバム全体を通して「捨て曲」がひとつもない、全編完璧なロックンロール。5つのダイアモンドが並んでいるアルバムジャケットは、うまくデザインされていると思います。
一番好きな曲を挙げるのが難しいアルバム
このアルバムは、A面の1曲めからB面の最後まで、どの曲も素晴らしくて、普通はアルバムを通して、飛び抜けて好きな曲がありそうなものですが、一番好きな曲を挙げろと言われると、選ぶのが難しい。その中で、あえて3曲選ぶなら以下になりますですかねー。以外にブラッド・ウィットフォードの曲が気に入っているのが面白い(笑)
- Last Child:Words/Music:Tyler, Whitford
- Rats in the Cellar (地下室のドブねずみ):Words/Music:Tyler, Perry
- Nobody’s Faul:Words/Music:Tyler, Whitford
絵になるロックンロールバンド
そして、曲も好きですが、やはりロックンロールバンドとしての華があるよね。スティーブンタイラーとジョーペリーが1本のマイクで歌う姿は、すごく絵になるし、自分たちもそれを知っているのだろうと思います。
これはエアロだけじゃなくて、本家のストーンズでもそう。ミック&キース。あるいはペイジ&プラントもね。
そして、まだ開催していないのが素晴らしい
僕の高校時代から活動を開始して、途中でメンバーが一時的に脱退したり…と紆余曲折ありましたが、それでも現時点で解散していないのが嬉しい。先に書いた御三家ロックバンドで、クィーンは、フレディの逝去で活動できないし、キッスも昨年でライブ活動を終えると宣言してましたものね。
もう63歳になってしまった僕が、この先に見たいロックバンドとしてまだまだ活動を続けて欲しいものです。ちなみに今から10年前の2011年に、僕は東京ドームでエアロスミスのライブを見ています。あまりにもステージから遠く離れた場所で、肉眼では何も確認できませんでしたが、体験としてエアロの音を浴びたことは、いわゆるひとつの財産なのかも知れません(笑)。