ハイキック・エンジェルス
そこからのラストファイトは素晴らしい。序盤で大人数の大乱闘シーンになったので、このまま集中できないかも…と思っていたら、個別にサクラは笛吹き女と、マキは「ミスター正道空手」とのリベンジマッチへと場面を変える。
そこからのラストファイトは素晴らしい。序盤で大人数の大乱闘シーンになったので、このまま集中できないかも…と思っていたら、個別にサクラは笛吹き女と、マキは「ミスター正道空手」とのリベンジマッチへと場面を変える。
この映画を観ていて、いい意味で監督は、日本の漫画の影響を受けているのではないかと思った。古くはアパッチ野球軍や、巨人の星、タイガーマスク、アストロ球団。サインはVと柔道一直線。ドカベンの殿馬と岩鬼。そしてドラゴンボールとキャプテン翼。魔球や必殺技で育ってきた僕らだから、よくわかる。
漫才グループ・レッツゴー三匹の長作みたいな顔した社長はボスキャラとしては、全然強そうに見えない。なんか、物足りないのだ。ファイトシーンも、映像も寄りアップを多くしてごまかしているように思う。そもそものシナリオで考えられたキャスティングなので仕方ないのかもしれないが。まあ公開当時は、それでも満足だった。ブルース・リーさえ出ていれば、それで満足だったのだ。
日本人のお座敷ストリップのシーンが意味不明だとか、日本人の着ている袴が、後ろ前逆だとか、ノラ・ミャオのカツラが変だとか。そんなことはどうでもよいのである。これはブルース・リーの映画なのだ。ブルース・リーが動き、跳び、殴り、ヌンチャクを振り回せばそれでいいのである。そのシーンを見るためには、退屈なドラマも受け入れなければならない。それがブルース・リーの映画なのである。
同じクラスになってからは、毎日ずっと遊んでいた。部活が終わると一緒に帰り、日曜日は一緒に秘密基地を作った。そしてある日、谷くんは自分のノートに描いているマンガを見せてくれた。そこにはサイボーグ002と004が仮面ライダーと戦っており、そこにスパーダーマンも参戦して、さらに自分で考えたヒーロー「ミーティアマン」が登場する。