アパレルのレナウンが終わりました
かつて日本一だったこともあるアパレル企業で、東証一部上場のレナウンが破綻しました。5月15日、東京地裁に民事再生法の適用を申請しました。
負債総額は138億円余り。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛や百貨店や商業施設の休業などにより売り上げが急減し、資金繰りに行き詰った…とのことです。
レナウンといえば、僕たちの子供の頃に「イエイエ」とか「ダーバン」のコマーシャルが記憶に残っています。とりわけ「イエイエ」の「ワンサカ娘」を歌っていたシルヴィ・バルタンは、おそらく僕が初めて出会った洋楽だったのかもしれません。たぶんビートルズやグループ・サウンズよりも早くから興味を持っていたような気がします。
小学校の低学年とえば、まだそんなにもラジオを聞かない頃だったのに、この当時のフレンチポップスをはじめとする、女性たちの歌は、今聞いてもとってもキュートだと思いませんか。
ダーバンといえばアラン・ドロン
そして、レナウンといえば紳士服ブランドの「ダーバン」。これも小学校のときに見ていた映画劇場でスポンサーになっていたことで、すごくよく覚えています。小学生の僕にとって、ものすごく大人に見えました。
この数日、いろいろ街を散歩してみて閉店している店舗を見ていて、本当に心配になります。渋谷、新宿を歩いているときは飲食店ばかりに目が行ってましたが、原宿や代官山を歩いていたときは、本当にゴーストタウンのようになっていましたから。
元アパレル業界に居た妻とも話をしながら、閉まっている洋服屋を見てて「これって、半月も持たない間に、どんどん潰れるんじゃないか」と心配していました。そんなときに老舗アパレルブランドの倒産。確実に日本経済が傾く音が聞こえて来そうです。
アメリカではJCペニーが経営破綻
そんななか、アメリカではメイシーズやシアーズなどと並ぶ大手百貨店JCペニーが経営破綻しました。これってすごくないですか? アメリカからJCペニーが消えるのですよ。もともと近年、百貨店ビジネスは、インターネットの影響(というかAmazonの影響)でかなり経営的に厳しかったようですが、まさかの倒産。
もしかすると、日本でも大手の百貨店が消えてしまう可能ですがありますね。本当にこんな時こそ、国家はもっともっと予算を割いて救済措置をしていただきたいものですが。
というわけで、凹んでいても仕方がないので、古き良きアイドルを見て楽しみましょう。