まずは店頭からトイレットペーパーが消えた
先週の金曜日(2020年2月28日)に、外出の予定(と言っても初台駅の銀行にいくだけ)の予定があった僕に、妻から「トイレットペーパー買ってきて」というラインがありました。
その時は「なんでトイレットペーパーがないの?」って一瞬思ったのですが、あまり深く考えず、家を出てマンションの入り口で娘とすれ違いました。
「父上、トイレットペーパーを向かいのセブンイレブンでゲットしたよ!」
「なにそれ、トイレットペーパー売ってないの」
「トイレットペーパーも紙おむつもキッチンペーパーも何もないよ」
「なんじゃ、それ!」
結果的に僕は、その日たまたま入ったドラッグストアの兄ちゃんが、倉庫から出してきた(と思われる)トイレットペーパーを並べている所に遭遇して、変えたのです(運がいいw)。ですが、この現象は薄々感じていたものの、これがコロナウィルスの影響だったとしたら、この国は終わっているなあ…と思ったものです。
スーパーマーケットの食材が消えた
その翌日。妻からの情報で「学校給食がなくなるので、野菜が安くスーパーに並ぶみたい」という話。そして僕もコロナウィルスの影響で、ホテルやレストランでのパーティや宴会がキャンセルされているので、築地の高級魚が安価に市場に出回るかも…なんてニュースを読んだので、翌々日の日曜日(2020年3月1日)に夫婦で意気揚々と買い物に行ったのですが、こんな感じになってました↓
まず、ごま油がなかったなあ…と思ってコーナーに踏み入れると何もない。向かい側の醤油の列も何もない。隣のカレーとかのコーナーもこんな感じ。
そして、見えあげるとこんな張り紙が。
さらに精肉のコーナーも品薄。豆腐や揚げや納豆もすっからかん。
…なんじゃこれ! というのが正直な感想。実は同じ光景を半年前に同じスーパーで見ていて「なにもないスーパーマーケット」というブログを書いています。その時は台風19号の影響でした。
あからさまに大型の台風でスーパーから食品が消えるのは、理解できますが、今回のコロナウィルスの影響で食材が消える…というのはありえないので、ものすごいショックでした。
だってね、コロナウイルスの影響でマスクの原材料(紙)がなくなるから、トイレットペーパーがなくなる…って噂を流したのはアホですか? そしてそれを真に受けて買い占めたひともアホですか。脳味噌ありますか?
さらに言えば、備蓄系を含めてスーパーから食材が消えるって、アホでしょ。ちょっと考えればわかること。
コロナウィルスで怖いのはデマ
以前に書いた「風が吹くと桶屋が儲かる」というテーマから、昨日「コロナが流行しても桶屋は儲からない」という記事を書きました。それはコロナウィルスの影響を俯瞰的に見てみようと思ったからです。
コロナウィルスで色々な影響があって、日本国は消費が冷えて経済的にダメージを受けるという項目も書いてあります。
しかしね、コロナウィルスで影響があるのは、外出を控える飲食業だったりするわけです。食材はむしろ余ってくる。しかもウィルスの影響で飲食店はダメージを受けても、UberEATSは需要が増えるのではないか…と書いた。
しかもウィルスで飲食店への足は遠のいても、その分、家庭での調理のニーズは増えるはず。そしてUberEATSが動いているように物流は問題なく動いているのであれば、スーパーやコンビニの商品の品揃えは、不足するはずがない。
でも、やはり「風が吹くと桶屋が儲かる」的な不安で、スーパーからモノが消えたのですね。逆に言えば、今こそ家庭にインターネットで商材を届けるECサイトは、もっともっとチャンスなんだと思います。
そして、それは[消費が冷え込む]→[日本国の経済が悪化する]ことがないように導きたいと思うのですよ。
外出しなくても、学校に行かなくても、会社にいかなくても「俺たちにはインターネットがあるぜ!」とみんなが元気になってもらいたいものです。