コロナが流行しても桶屋は儲からない

コロナウィルスの勢いが止まらない

もう、コロナウィルスの猛威がすごくて(正しくは学校閉鎖や出勤中止のような行政指導)、とんでもないことになっています。

以前にコロナウィルスが広まると「風が吹くと桶屋が儲かる」的な現象が起きるかもしれない…という記事を「コロナウィルスとテレワーク」で書きましたけど、それ以上のことになっているようです。

そのあたりを、自分自身の整理を含めてマッピングしてみたのが、一番上に置いた画像です。※PDF にもしてみましたで、よろしければご覧ください。

これは僕の本業である「情報設計」でのハイレベルマップという手法を使って、僕たちの身の回りで起きている事実と、これから起きる可能性のあるものをマッピング(図式化)したものです。

結論から書きます

このマップを時間があればじっくり読んでもらいたいですが、多岐にわたって書き込んだので、最初に「近未来的にこうなるだろう」的な結論を書きます。

  1. 人々の評価の判断基準が変わる
  2. 自殺者が増える
  3. インターネット技術者の需要が増える

という三つです。まず、このコロナウィルス騒動で、人々はどんどん不安になっていますよね。我が家は日頃からテレビは慣習的にあまり見ないのですが、このご時世なのでワイドショー的なものや、ニュースを見ると、ほとんどがコロナウィルスに関するものばかり。

それもニュースは「事実を伝えるもの」だから許すとして、ワイドショーは「コロナウィルスでこんな怖いことが起きるぞー」みたいな不安を煽る事ばかり。

そして冷静に考えてみて、国内の感染者はまだ4桁で死亡者が2桁という事実にも関わらず、おそらく日本が始まって以来の「学校閉鎖、イベント閉鎖」などの行政指導。これが厚生労働省などの役所からではなく、安倍総理自らの内閣府発動の緊急対応。…もう、これ何かもっと大きなものが隠蔽されていると思ってしまいます。

そして、国家とメディアも忖度なのか脅迫なのかわからないけど、本当のことは報道しない(てか真実が隠されているような気がしてならない)。そうなるとメデイアに対して大きな不信感を持ちます。

そして、事実を知りたいという欲望はインターネットに真実を求め、そこにあるのはデマばかり。人々はどんどん不安になり、そして疑心暗鬼になり、不平・不満・不信でSNSで毒を吐く。そうなるとどんどん人間不信になっていくことも事実。

つまり、コロナウィルスと政府とメディアの対応によって、最終的に日本人同士のコミュニケーションすら破綻し始めているような気がします。

こんな時だからこそ、僕たちは手を繋いで、その繋いだ手を離すことなく信用し続けることが求めらると思ってます。

最悪な状況でも自殺はしないで!

さて、最初に感じたのは僕たちの「心の変化」についてでした。次に着目したのは厳しい現実です。まず日々ニュースで入ってくる「中止」という文字。要するに感染を恐れて、大きなイベントが次々に中止や延期になっています。大相撲もプロ野球のオープン戦も無観客試合です。それ以外にも大きなスポーツイベントが中止されたり、コンサートも中止。展示会も中止。それどころか学校の卒業式や入学式も中止。

このことで、マインドが傷つくことは少し置いておいて、この経済のダメージはすごくないですか。コンサートやイベントは単にアーティストやスポーツ選手だけのダメージではなく、それに携わっている多くの関係者の収入を奪います。

それ以前に、チャイナから発症したこともあり、観光客に頼っていたホテルや飲食、小売業も大ダメージ。長期的には航空会社を含め観光に関係するビジネスは大きな損害。通学や通勤を規制する事で、長期的に交通インフラもダメージ。

もちろん、外出をしなくなることで飲食業、小売業など店舗を持って営業している企業は例に漏れずです。ただし、ダメージだけでなく笑える影響も書いてみましたので、読んでみてください。

しかし、本当は笑えないことばかりで、店舗を抱えている店は顧客が激減、企業も慣れないリモートワークで収益があがるとは思えないし、学校閉鎖によって、こと向かう会う親の収入にも関係する。しかも正社員であれば何らかの補填もあるかもしれませんが、契約社員とか僕のようなフリーランスは、一番最初に切られてしまうわけです。

そうした、雇用を含めた問題は経済的に個人が追い込まれ、失業したり、借金が増えたり、あるいは自己破産まで視野に入れることになる。僕も昨年失業したばかりですが、失業者と自殺者の値は正比例しているです。

だからね。しんどいことがあっても死なないで欲しい…と願うのが個人的なお願いだったりします。これも最初の人間関係に紐づきますが、困った人間同士が助け合う国に生きる国民でありたいものです。

ピンチをチャンスにするにはデジタルの力を借りよう

このマッピングを書いていて、絶望的なことばかりだったのですが…先日のブログ記事「コロナウィルス:ピンチはチャンス」にもあるようにピンチをチャンスに変える施策もあります。

それはデジタルの力を駆使することです。政府が在宅勤務を多くせよ…と言われても、それを実現できる企業は数少ない。だったら、この際本気で仕事を支える環境を全部デジタルに置き換えるべき。それがデジタルトランスフォーメーション(DX)なのです。これまで日本が遅れているDX対応に、ここで本腰を入れることで大きくチャンスに変貌する可能性があります。まじです。

そして、ウィルスによって店舗への足が遠のいている方々も、これをきっかけにECサイトを構築するのもありですよ。

先日、コロナウィルスのデマ被害で店頭から、トイレットペーパーが消え、その翌日にはスーパーマーケットの備蓄品(特に食品)が消えました。これは何の根拠もないヒステリックな連鎖反応。

けどね、誰もが外出を控えている現在でも、製造は続いています(だからモノはなくならない)し、物流も生きてます。ウィルスで買い物に行けなくてもアマゾンをはじめとしたECサイトは健在だし、UberEATSも動いているのですよ。

ここで弱体化した国家を、俺たちの手で元気にして、ついでに日々を笑って過ごしていきたいものです。もしコロナウィルスや国家の経済的危機が及んできても、やけくそでもいいので森川は笑って人生を全うしたいです。


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