9月17日の還暦ライブに向けて
(前回のつづき)さて、昨年(2018年)の還暦ライブに向けて、バンドを再結成した僕たちですが、ゴンゾ、みょうがという二人のメンバーには、僕自身、今回のバンドはライブのための再結成ではなく。いわゆるパーティバンドではなく「ちゃんと音楽を作り続けたい」旨を伝えました。
目前に迫った還暦ライブというイベントに備えていかなくてはならないものの、バンドの本質は「ちゃんと音楽を作ること」だと思っていたのです。そのためにGarageBandでトラックを埋めて、そのデータをGoogleDriveに保存して、メンバーで共有して作品を完成させていくというステップです。
例えば、僕がリズムトラックとベースとキーボードとギターを入れたトラックを作ると、その上にゴンゾがベースとギターを新しく重ね、みょうが君がキーボードのトラックを追加していくという感じです。
そして、前にも書きましたが、メンバーのやりとりは全てFacebookメッセンジャーのグループで行っていました。バンド再結成を決めてから、ライブまでの間は、ほぼ毎日、まるでチャットのようにやりとりをしていました。
思えば、このメッセンジャーグループでのやりとりが、すごく楽しかった。新曲のアイデアとか、各自が録音したデータへの意見とか、すっごいクリエイティブ。
そうこうしているうちに、GarageBandで録音したファイルは、古いバージョンまで含めると50ファイルを越えるような数になっていたのです。これはもう、プラネットシティ時代に4チャンネルカセットで録音していた頃より、MC500で録音していた頃よりも多くの曲をハイスピードで作り込んでいました。
作ったデータをCDにしたくなった
メンバーで、ほぼ毎日データを更新しているうち、もっと高い完成度が欲しくなり、ついに僕はLogic Pro XというGarageBandの上位機種のソフトを購入。ガレバンのデータを、全部Logic Pro Xに移行し始めました。
Logic Pro Xは、データ入力などの基本操作は、ほとんどGarageBandと同じなのですが、さすがにプロ用のソフトだけあって、操作は難しく、奥が深い。しかし、そのぶん最終的な完成度は、プロ並みの音に仕上げることができます。
そうしているうちに、還暦ライブで、これまで録音したデータから数曲を自主制作のCDにして、来ていただいたお客さんに配布したいと考えるようになりました。
そうこうしているうちに、12曲がLogic Pro Xで完成。そのうち6曲に集中して、最後のマスタリングまで行って自主制作CDを作ってしまいました。