遠い昔の未来の街並:PLANET CITY

たぶん、これからもずっと好きな曲です

この曲も、遊星都市を小休止させている最中に、前回紹介した「シティの残像」と同じ時期にカトーヒロユキ君と2人で作り上げた曲です(最後のギターはカトー君の友達に参加してもらった)。それが、このバージョン↓

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そもそものきっかけは、ライブを休止していた遊星都市の、もうひとりのキーボードである坂口みつひろ君に、ライブの個人練習用にこれまでの演奏曲をカセットテープに録音しようと、彼が預けてくれたカセットテープに収録されていた曲なんです。

なんでも、彼の弟がドラムを演奏者らしく、キーボードと2人で練習していた時の曲。その曲がなんとも憂いがあって気に入ってしまい、僕は別のカセットにバンドの曲を録音して渡し、預かったテープを譲ってもらうことにしました。

そして「あの曲に歌詞をつけて曲にしたいんだけど…」と申し出ると「え?」っという感じの坂口くん。なんでも適当に弾いただけで本人もあまり覚えてないらしかったです。そんな経緯で坂口君の快諾を得て、そこに後半のメロディを作り、構成を組み替えて、最後に歌詞をつけました。

自分の作った歌詞の中で一番好き

その歌詞も本当にすんなりと言葉が落ちてきて、短時間で一気に書き上げました。自分でも驚くくらいに。そして仕上がった歌詞は「本当に俺が書いたのか?」と思うくらいに気に入っています。今までたくさんの曲を作りましたが、ラブソングとして意識したのは、初めての歌詞だと思います。

まずはバンド再結成後のPLANET CITYのバージョンも聴いてください↓

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遠い昔の未来の街並

遠い昔の未来の街並…
いつか君と歩いたはずだ…
思いだしてあの頃の記憶…
君と僕はここで出逢った
何もかもが懐かしい思い出…
そんな輝く未来の光景…
二度と出逢うことのない街…
し求めて旅に出ようか

人工光線カクテルライト
浴びれば僕たちは未来の子供さ

遠い昔の未来の街並…
きっといつか出逢った筈だ…
シネマの中で、夢の中で、
グラビアの中で、心の中で
誰も彼もが懐かしい人だね…
心休まる未来の光景…
都市の数は星の数ほど…
探し求めて旅に出ようか

人工光線カクテルライト
浴びれば 僕たちは未来の子供さ

コメットシャンデリア降り注ぎ
僕は君を… 
コメットシャンデリア降り注ぎ
君を抱きしめて

心弾む未来の都市を、
子供の頃の僕たちが描く…
少年の日の僕が立ってる、
少女の頃の君を連れて
未来の国の君と僕が、
笑いながら駈けていくよ…
少年の日の僕を見つけに、
未来の国へ旅に出ようか

コメットシャンデリア降り注ぎ
僕は君を… 
コメットシャンデリア降り注ぎ
君を抱きしめて
コメットシャンデリア降り注ぎ
僕とふたりで…
コメットシャンデリア降り注ぎ
僕たちは星になろう

作詞:森川眞行・作曲:坂口みつひろ・森川眞行

今回、この曲をバンド再結成でやろうと思ったのは、30年前のオリジナルバージョンがあまりにも気に入っていて、それを超えたかったこと。そして、この曲そのものに特別な思い入れがあるからです。

今の妻と一緒に暮らし始めた頃に、昔バンド経験があることを伝えていたので、彼女が「まさゆきの曲が聴いてみたい」と言われました。自分自身はもう音楽なんて作っていなかったので、あまり自信もなかったのですが…。聴かせると、とても気に入ってくれて、「またバンドやりなよー」となんども言われたものです。(旦那に遊びのバンドを勧める妻って珍しくないですか? 笑)

結果的に仕上がりに満足しています(笑)

この曲のアレンジは、すごく難しかったです。というのも、オリジナルバージョンが好きすぎて(笑)なかなか刷新することができない。試行錯誤の末にシンプルに「弾き語り」をやってみたら、それが思いも寄らぬ仕上がりで(力が抜けていて)、そのアレンジを柱に肉付けした感じになっています。この曲の構成メンバーは以下の通り

  • 森川眞行:ボーカル、12弦ギター、ピアノ、ハモニカ、ドラムプログラム、コーラス
  • ゴンゾ:フレットレスベース、エレキギター
  • みょうが:アコーディオン
  • のりこ:コーラス

今回は自分自身が気に入っている曲のせいか、僕は担当楽器を増やして頑張っています(笑)。いつもは自信のないギターも、アコギは僕が弾いてますし、3コーラス目のピアノは僕が担当。ついでにハーモニカも吹いたりして(笑)

それより、この曲がPLANET CITYらしくなったのは、キーボードの榎本みょうが君のアコーディオンです。とても満足できる仕上がり。後半のゴンゾのギターソロもかっこいいし。

追記:今年書いた小説

以前のブログで、小説を書いたことについて触れましたが、この小説のタイトルも「遠い昔の未来の街並」といいます。これも最初から「遠い昔の未来の街並」というタイトルの小説を書こうと思っていたのではなく、小説が仕上がっていくうちに、このタイトルに落ち着いたというか、そうなったというか。

そういえば、少しずつ寒くなってきて公募小説の結果が出るころですね。どうなっていくのか、楽しみです。

つづく


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