この先の日本と世界を考えてみた
2週間くらい前に「コロナ後の世界を考えた」という記事で、これから起こる世界を書いてみたのですが、様々なことが現実の問題になりつつありますね。そこで今日は、この先に起こるかもしれない最悪な未来をふたつ予想をしてみました。
まず現実世界で実際に起きていること。
- 自粛による経済的なダメージ
- 店舗や中小企業の倒産
- 失業率の増加
- 原油の値下げ
- 中国とアメリカの関係が悪化
などが挙げられますよね。それに伴って、もう少し先の未来を予想してみると…
- 経営不振による賃下げ、およびリストラ
- 消費が伸びない(将来の不安で貯蓄に回す)
- 消費が冷える→物価が下がる→株価も下落
- 危機的な企業をファンドが買い叩く→M&A
- 株価下落を支えるために紙幣を刷る→国債を発行しまくる
- 経済の弱体化→円安になる→国債的なレーティングが下がる
- レーティングが下がる→円売りが始まる→さらに円安
みたいなことを、経済に詳しくない僕でも予想できてしまいます。例えば現在の国債信用格付で、日本はスタンダード&プアーズの格付けではA+ですが、この+が取れたり、あるいはA-になったり、よもやBランクになると、一気に世界が日本を見る目が変わりますよね。
まあ、経済のことを知らないくせに、何言ってるんだと言われそうですが、現時点のGDP比に比べた国債発行数は異常だと思うわけです。
国家破綻しないように願うしかない
このままだと国家として負のスパイラルを起こしかねないと思うわけです。それが企業倒産、銀行破産、取り付け騒ぎ、預金封鎖になり、国家が破産しないことを祈るばかりです。だって一個人では何もできないですからね、祈るしかない(笑)
だから、一日も早く経済を再生しなくてはいけない。自粛を解除したあとの経済再生は最も重要なミッションですが、これまでのようなシステムで元に戻ることは僕は不可能だと思っています。
なので、様々な面でコロナ以前とは全く異なるシステムを作ったり、慣れていくことが重要ではないでしょうか。昨日のブログ記事「高校野球が中止になって考えた」でも書きましたけど、小中高大の学生は全部2020年を留年するような大掛かりな考え方を導入したり、スポーツや音楽などの集客イベントは、コロナ以降は元のスタイルとは異なるマネタイズが必要になってくるのではないでしょうか。
もちろん、こんな日本の端っこで僕が考えていても何も解決しないし、もっと頭のよい人々が何かをやってくれると信じていますが、なかなか次のアクションが今の政治では見えてこないので心配になったりします。
戦争が起きないことを望みます
もうひとつの心配はズバリ「戦争」になるかもしれないという予想。もちろんそれは、中国とアメリカを軸にした世界戦争。
3日前の記事「世界情勢がおそろしや」でも書きましたが、事実上中国とアメリカは戦争状態に入っていると言ってもよいでしょう。すでに起こっているのは、情報による戦争、と貿易を軸とした経済戦争。
例えば日本の真珠湾攻撃のような作戦は、武漢のウィルスを制圧したと報道した直後の、中国の春節(中国最大の国民的休暇:旧正月)に何十万人もの中国人観光客を飛行機に乗せて世界中に旅行させたこと。これって、乱暴な言い方をすれば人間魚雷というか、自爆テロというか。
いま、世界の情勢を見ていると、中国に対して声をあげて非難しているのはアメリカだけに見えていますが、この先、多くの国が中国に対して非難の声をあげるような気がします。
そうなると、太平洋戦争開戦前のような日本国のような追い詰められ方を中国がとらないかが心配です。
これまで中国は近代の大きな戦争で主役ではありませんでした。それだけ国力がなかったと言えるのでしょうが(当時は)、2020年の現在、世界でNO2の国家になってしまった国に、ここから先ものすごい外圧がかかるとどうなってしまうのかが心配。要するに戦争の心配です。
人類も、過去の歴史を知っているため、思ったよりもバカじゃないことを願いします。仮に戦争が起きるとしても過去のようなドンパチで大量に国民が死ぬようなステロタイプの戦争だけは避けて欲しいものです。