ミネラルとは何でしょう?
今回はミネラルのことを書きます。ミネラルとは人間の体に必要な五大栄養素のひとつです。五大栄養素とは子供の頃に家庭科で習ったアレです(笑)。復習してみましょう。
- 炭水化物:エネルギーの元になる要素(米・小麦粉・砂糖など)
- 脂質:エネルギーの元になる要素(油・マヨネーズ・バターなど)
- タンパク質:体を作る要素(肉・魚・大豆・卵など)
- ビタミン:体の調子を整える要素(野菜・果物・きのこなど)
- ミネラル:同じく体の調子を整え、体を作る要素と相互作用するもの
ということになります。そしてミネラルには形のある固形のものではなく、様々な種類の元素があります。ざっと書き出して見ると、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、イオウ、リン、鉄、マンガン、クロム、亜鉛、銅、ヨウ素、コバルト、ケイ素、ホウ素、ゲルマニウム、金、銀、ストロンチウム、カドミウム、リチウム、ニッケル、バナジウム…と数多くあり、我々がこれまで摂取してきた植物性のミネラルだけで70種類以上あります。
鉱物性ミネラルと植物性ミネラル
上の元素を見ていると、鉄、亜鉛、銅、金、銀など多くのミネラルが大地の中に含まれていることに気がつくでしょう。そうです、この地球の大地はミネラルの宝庫で、僕たちはこの大地からの贈り物をもらって生きてきたのです。
ミネラルには「鉱物性ミネラル」と「植物性ミネラル」に分類されます。鉱物性のミネラルを作るには石灰や、岩や貝を砕いてカルシウムを抽出したりしますが、粉砕しても粒が大きいので体の中で吸収されにくかったり、大量に摂取しがちな場合は、体が受け付けなくなったりします。温泉のお湯を飲みすぎると下痢をするのが、それです。
それに比べて植物性のミネラルは樹木や根菜が成長する際、根の先にある細かな枝から土を溶かす成分を出して、土中のミネラルを吸収します。
この根から吸収するミネラルは、ナノ単位の粒子の細かいものであり、さらに光合成によって有機酸を蓄えるため、人間の体に吸収しやすくなるのです。
世界中の野菜からミネラルが失われている
子供の頃、ほうれん草を食べると鉄分が取れると言われ、よくオカンにほうれん草のおひたしを食べさせられました。これはアメリカでも同じで「ポパイ」がほうれん草の缶詰を食べてブルートをやっつけるのは、美味しくないほうれん草を食べさせるためという話もあります。
ところが、この数年野菜の中に含まれるミネラルの数が、極端に落ちているのです。例えば40年前と比較すると、人参のに含まれる鉄分は約1/3、ほうれん草は1/2まで含有量が減っています。すなわち昔のように野菜を摂取してもミネラルは体内に供給されていないのです。
その理由は何かと考えてみると、我々の生活が便利になったことが影響しています。例えばかつては植物の肥料としての堆肥は、化学肥料の提供や、下水道が農村まで浸透したこと。
あるいは山崩れや鉄砲水を防ぐために、川に山の水が流れこまないようにしたこと。
これまでは山々の落ち葉からは大地に再びミネラルが供給されていたサイクルが、ここでストップしてしまっているのです。もちろん鉄砲水や土砂崩れはあってはならないことですが、これらが要因で植物を育てる大地がどんどん痩せていっている。
ちなみにこれは河川に流れ込む水に植物性のミネラルが少なくなったことで、河口付近での漁も漁獲高が激減しているそうです(四国のお寿司やさんの息子さん情報w)。
失われた植物性ミネラルを取り戻す
そこで、我が家で実践しているのがドテラ(doTERRA)社のミネラルウォーターです。以前にも書きましたけど、僕たち夫婦は昨年ドテラ本社のあるアメリカのユタ州に本社見学とワールドワイドコンベンションの見学に行ってきました。
ユタ州には多くの山々に囲まれており、そこに1億年前の地層から「ヒューミックシェール」が採取できます。
これは古代植物堆積層で、1億年前に地球を覆っていた植物が氷河期を経て、地層の中に閉じ込められ、それが度重なる地殻変動や河川の浸食などにより、地表に姿を現したものです(Wikiぺディアで見る)。
つまり、1億年前の植物がカラッカラに干からびた土です。ここから良質なミネラルを抽出することができるのです。
前にも書きましたが植物は根の先から土中を溶かして、ミネラルを吸収していますから、この土には一旦植物の中にあった細かい単位のミネラルを抽出できます。
ドテラ社では、それをサプリペントとして販売したり、日本ではミネラルウォーターとして入手可能。我が家の場合は「ノーマル」「カシス」「ハニージンジャー」の三種類を定期購入して、飲んでます。このミネラルウォーターについては、また次回詳しく書きます。