日本人なら誰もが聴いた音楽
1991年、ロン・ハワード監督の消防士を描いた映画。以前にもレンタルDVDで観たことがあり、今回は2回目の視聴だ。
まず、オープニング。火災現場に向かう消防士。映像も音楽もかっこいい。特に音楽、あまりにも有名な(でも、たぶん日本だけだろうけど…笑)バックドラフトのテーマ。料理の鉄人。甦れアイアンマーン!なのである(笑)。この「料理の鉄人」でも使われていたこの音楽は、本当に素晴らしい。僕はサウンドトラックのCDを買ってしまったほどだ。
2回目の視聴なのだが、実は物語のほとんどを忘れていた(笑)。憶えていたのは、もちろん音楽とILM(インダストライ・ライト・アンド・マジック)が担当した火災の特殊効果の大迫力だけ。
ロバート・デ・ニーロが出演していたことも思い出せなかった。でも、そのおかげで初めて観るような心構えで、最後まで楽しめたのは嬉しい。
よくできた映画だと思う。脚本も撮影も俳優も、そして音楽と特殊効果…すべてがいい感じで、最後まで気持ちよく映画を楽しめる。なかでも音楽と特殊効果は最強。
音楽が「料理の鉄人」なのも嬉しいけど、映画の中で兄のスティーブン(カート・ラッセル)が聴いている、8トラックの音楽もいい。住居代わりに住んでいるボートの中では、クリームが流れ、トラックのなかではWARが流れる。思わずニヤリとさせられる。
特殊効果がすごすぎる
あと、やはり見所は火事現場の特殊効果だ。もうずいぶん前になるが、観光でハリウッドに行ったときに見た「ユニバーサルスタジオ」のアトラクションを思いだす。
物語の中でロバート・デ・ニーロが「火は生き物だ」と言うが、まさに生きているかのように炎をコントロールした特殊効果はすごい。すごすぎる。
あと、ジャック・バウワーのお父さん(笑)であるドナルド・サザーランドも、ニヤニヤした放火魔として不気味にいい味だしていたなあ。
- 監督:ロン・ハワード
- 出演者:ウィリアム・ボールドウィン/カート・ラッセル/ドナルド・サザーランド/ロバート・デ・ニーロ
- 日本公開:1991年7月6日
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