座頭市物語

数多い座頭市作品の出発点

1962年、勝新太郎主演の日本映画。座頭市シリーズの第一作。1年くらいまえは、Huleに勝新太郎の映画として悪名や兵隊やくざ、座頭市シリーズも、この作品以外に数本観れたのに、いまは、この作品しか視聴できなくて残念。

今回で二回目の視聴になるが、やっぱり勝新太郎の座頭市はかっこいい。それまで、大映の白塗俳優だった勝が、この映画でダークヒーローを演じたことで爆発的な人気を誇ったとwikiに書いてあったが、まさにその通り。イカサマ博打はするし、金にも汚い座頭市は、すごくリアルで、これまでにないキャラだったんじゃないかな…と思う。

この作品が座頭市シリーズの出発点であり、ここから数多くの勝新の座頭市や、テレビ版の座頭市物語、さらに現代でも複数のリメイクがあるが、これを観なければ座頭市は語ってはいけない的な、すんごい作品。

本作品では、浪曲「天保水滸伝」で有名な平手造酒が敵役として出て来る。キャスティングは天地茂。若くてかっこいい。この平手造酒と座頭市との絡みが、最初の溜池での釣りのシーンから最後の決闘にいたるまで、かっこよく描かれている。

座頭市とブルース・リー

つい最近まで、ブルース・リー主演の香港映画を沢山観て来たのだけど、物語の展開が香港のカンフー映画にすごく似ているように感じた。途中で雑魚を倒すシーンで主人公の強さを描き、その勢いで最後の敵との、決闘に集中させるという展開。

確か、ブルース・リーは勝新映画のファンで、ドラゴン怒りの鉄拳では、最後の敵役として、勝新太郎にオファーを申し込んだという。きっとブルース・リーも座頭市のファンだったんだろうな…って思うとちょっと嬉しくなったりする。
そうそう、音楽は東宝のゴジラシリーズで有名な伊福部昭。暗くてかっこいい。

座頭市と住太陽

ちなみに、僕が座頭市にはまったのは、友達の住太陽氏の影響である。昔麻布十番でシリコンカフェというロックバーをやっている時に、彼にセミナー(?)をお願いした。

彼のテーマは「フリーランスと座頭市」。住さんがSEOのスペシャリストとして会社を起こし、そして解散。フリーランスになった彼の仕事に対する取り組みが、座頭市およびマカロニウェスタン、70年代のカンフー映画にあると云う(インチキでw)素晴らしい内容のプレゼンテーション。

僕が妻のりこと一緒に作ったロックバーは、巨大なモニタが天井から3台釣り下げており、さらに床置きの巨大モニタという4台構成。普段はそこにロックのDVDを流しているのですが、セミナーの時は、そこにプレゼンターのスライドが表示されます。

このロックバーの寿命は短かったのですが、多くの知人…というかクリエイターやウェブ業界の巨匠たちが、ノーギャラでやってくれたのは、今も感謝してます。

その住さんのプレゼンテーション。ぶっちゃけ、私は痺れました(笑)。その住さんから「森川さん、座頭市は観なあきまへんで」と言われて観たのがきっかけ。そこからズルズルとチャンバラにハマってしまう、僕にとっての記念碑的な作品。

その住さんが、座頭市をはじめチャンバラ、マカロニ、カンフーから何を学び、フリーランスが死守し、かつ誇りに思うものは何か…という話は、また機会があったら書きますね。


  • 監督:三隅研次
  • 出演者:勝新太郎/天知茂
  • 音楽:伊福部昭
  • 公開日;1962年4月18日
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