ローラーガールズ・ダイアリー

ローラーゲームってまだやってるんだ

2009年、昔懐かしい「ローラーゲーム」を取り上げた映画。ローラーゲームと言えば、僕が中学校のときに夢中になったテレビ番組。東京12チャンネルで放映されており、確か司会は土居まさるだったよね。東京ボンバースのメンバーは佐々木陽子、ミッキー角田…いろんなものが懐かしい(笑)。

中学校の時は、普通のプロスポーツだと思っていたが、実はこれ、プロレスと同じエンタティメントスポーツだったのは、後になって知った。日本でもアメリカでも、人気のあったのは1970年代らしく、一時は絶滅したらしいが2000年以降に復活し、アマチュアスポーツとして細々と人気があるスポーツらしい。

そのローラーゲームに興味を持ち、のめり込んでいくのが17歳の主人公ブリス(エレン・ペイジ)。テキサスの田舎町で、ミスコンで優勝することだけが、未来への人生の可能性だと信じて疑わない母親に従順に従う高校生だ。その彼女がローラーゲームを偶然に知り、チームに参加し、試合に出場するという映画。他にも同じアルバイトをしている親友や、バンドマンをやっているボーイフレンドなども出て来て、17歳の高校生の日常や、考え方を描いている。

まあ、可もなく不可もない映画でそれなりに楽しめる。でもローラーゲームのシーンも期待したほど迫力がなく、ローラーゲームそのものが、ただ懐かしかっただけだった。ジャマーとかホイップなんて言葉も久々に聞いた。

ドリュー・バリモア初監督作品

まあ、チームメイトの女優さんたちは、それなりにキャラが立っていたと思う。シンディ・ローパー似の切れたチームメイト、メリル・ストリープ似のおばさんなどなど。金髪の黒人のねーちゃんも強そうでよかった。みんな個性的。ちなみにそのシンディ・ローパー似のチームメイトを演じているのが監督のドリュー・バリモア。「E.T.」で主人公の妹を演じた名子役だった女優。今回は、そのドリュー・バリモアの初監督作品なのである。

それなりに楽しめる作品と書いたが、残念なのは肝心の主人公ブリス(エレン・ペイジ)に魅力を感じなかったことだ。「スーパー!」ではぶち切れの役を演じていたのが好印象だったんだけど、この映画では、17歳の主人公を演じるのにちょっと無理があるように思った。

そこそこ童顔で、プールのシーンでは貧乳の幼児体型を披露するが(笑)、17歳のマインドがうまく演じられていないような気がしたんだ。オープニングのミスコンで髪を青く染めたことで散々な成績となり母親に怒られて車の中でしょんぼりするシーンは、よかったんだけどね。

母親といえば、お父さんもよい。ある意味これは家族の映画。そうそう、エンドロールでのNG集はすごくよかった。こういう映画の終わり方は好きだな。


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  • 監督:ドリュー・バリモア
  • 出演者:エレン・ペイジ/ドリュー・バリモア
  • 日本公開日:2010年5月22日
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