小説の舞台は横浜市です

中学時代2年間横浜に住んでました

この小説の舞台は1973年であることは、こちらに書きましたが、物理的な舞台は神奈川県横浜市になります。というのも僕は1971年の1月から1973年の12月31日まで、つまり中学1年の3学期から3年の2学期いっぱいまで、実際に横浜に住んでいたのです(引越しの多かった僕の年表はこちらの記事に掲載しています)。

今回の小説 本文では、あえて具体的な土地名は書かないようにしました。しかし、横浜市に住んでいらっしゃる方なら「だいたいあの辺かな」ということは、お分かりかもしれませんね。

それよりも何よりも、すでに僕のブログで「中学時代の街並を見てきた」という記事を書いてしまっているのでバレバレなんですけどね(苦笑)

実際に小説を書き始めてから、舞台になっている横浜の土地を実際に歩いてみたのですが、やはり2019年の街並みから1973年という46年まえの街をイメージするのが難しくとても苦労しました。

毎日通っていたはずの通学路は、初めて迷い込んだような古い街並みで、舗装されていない砂利道も多く、数分前までの赤坂の繁華街とは全く異なる風景に戸惑いを感じる。

道路沿いは、瓦かトタン屋根の平家一戸建ばかりで、たまに木造のアパートがあった。このあたりは戦争で爆撃を受けなかったのか、ほとんど廃屋のような朽ちかけている家も多くある。さらに自動販売機が設置されていない街並は不自然で不気味だ。

四叉路の木造住宅の壁には、崑ちゃんのオロナミンCと、由美かおるの蚊取り線香と、ボンカレーのホーロー看板が打ち付けられていた。標識や道案内のサイン類は少なく、代わりにやたらと電信柱が多い。路地によってはコンクリートではなく焦げ茶色の木造電信柱が立っており、思わず手触りを確かめてみた。そして、やけに見晴らしがよいのはマンションやビルが殆ど見当たらないからだと気が付く。

遠い昔の未来の記憶より

この中に出てくる風景は、確かに僕の脳内には存在しているのですが、それを視覚的に確かめる術がなかったのです。そこで頑張ったのはAmazonプライムビデオで、1970年代初期の映画をたくさん観て、そこからイメージを広げました。(ちなみにこのページに貼っている画像は、GoogleMapのストリートビューからスクショした、小説の舞台になっている場所の現在の画像です)

そして、その1970年代初期の映画をたくさん観ていると、自分自身もこの時代にタイムスリップしたような錯覚に陥ることも、それはそれでとても気持ちがよかったものです。

中学時代はほとんど遠くに行かなかった

この小説には、僕の自宅と、通っていた中学校、そして彼女の自宅という3箇所が主な舞台となります。時々、横浜駅、ジョイナス、伊勢佐木町、三浦海岸、江ノ島などが登場しますが、実際当時の行動範囲は、そんなもので今のように金があるわけでもないので、限られた行動範囲だったんだな…と思います。

実際に横浜に住んでいた2年間で、横浜を出て東京まで足を伸ばしたのは、銀座のマクドナルドに行ったことと、神田の楽器会館というギターが山のように展示されていて、試し弾きができる場所へ行った程度。

あと、頻繁に行っていたのは伊勢佐木町にあった「ナショナルショールーム」という場所で(今でもあるのかな?)、当時は週に一回「ハローナショナルショールーム」というラジオの公開番組があり、その司会が「南こうせつとかぐや姫」で、毎週フォークシンガーをゲストに迎えるというものでした。僕はそこでRCサクセションや、井上陽水や遠藤賢司を最前列で観ていました。井上陽水は、ものすごく背の高い兄ちゃんでした(笑)。

中学時代の横浜を誰かと語りたい

小説を書き始めてから、僕の仕事仲間であるTさんという方のオフィスにお邪魔して、色々と昔の横浜の話を聞かせてもらいました。この小説に出てくる横浜駅周辺のこと(相鉄ジョイナスとか)は、ほとんど覚えておらず、ポセイドンアドベンチャーを観たのは、伊勢佐木町だったか横浜駅だったか、ずいぶんWikiで調べたものです(笑)。

この小説は、2019年の僕が1973年の世界に記憶が飛ばされるものなのですが(あえてタイムスリップとは言わない。実際に最後にはそうではないことを記述しています)、小説を書いている僕自身が、本当にタイムスリップしてしまったような、本当に楽しい時間でした。

書き終わったいま、この小説に出てくる1973年の横浜市を誰かと語れる日がくるといいなあ…と思っています。

小説を書くということは、まるで幽体離脱のように異なる世界にのめり込むことなのだと、今回素晴らしい経験をしたと思っています。

あ、ちなみにこの画像↑は、Photoshopで作った合成です(笑)。実際には電子出版なので形のある本ではありません。小説はスマートフォン、タブレットのkindleアプリ、あるいはパソコンのアプリ。あるいはアマゾンのkindle(ハードウェア)を購入してお読みいただけます。


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