ローラーガールズ・ダイアリー
チームメイトの女優さんたちは、それなりにキャラが立っていたと思う。シンディ・ローパー似の切れたチームメイト、メリル・ストリープ似のおばさんなどなど。金髪の黒人のねーちゃんも強そうでよかった。ちなみにそのシンディ・ローパー似のチームメイトを演じているのが「E.T.」で主人公の妹を演じた名子役だった監督のドリュー・バリモア。
チームメイトの女優さんたちは、それなりにキャラが立っていたと思う。シンディ・ローパー似の切れたチームメイト、メリル・ストリープ似のおばさんなどなど。金髪の黒人のねーちゃんも強そうでよかった。ちなみにそのシンディ・ローパー似のチームメイトを演じているのが「E.T.」で主人公の妹を演じた名子役だった監督のドリュー・バリモア。
主役のレイン・ウィルソンは、この間観た「メタルヘッド」で妻を亡くして意気消沈している父親だったが、今回は、さらにしょぼくてキモくて、情けない役。このおっさんは、こういうパチモンのヒーロー役を演じると最高だ。ちなみに相棒のエレン・ペイジも、先日見た「ローラーガールズ・ダイアリー」に出演していて、今回も元気一杯の女子の役所。
自動車事故で妻・母を失った親子が祖母の家に住んでいる。そこに大音量でへヴィメタルを流して破壊行動を繰り返す男が、勝手に住み着いてしまう。…という設定で、設定だけ書くと、コメディっぽいのだけど、これがコメディじゃないんだ。逆に言えば、コメディじゃない映画なので、すごくダルイのである。
正直おもしろくなかった。どこがいいのか解らない。撮影も編集もありきたり、特に音楽の使い方はマヌケである。実はこの吉永小百合バージョンは3作目で、以前にも2つの映画があるみたいだ。どうしてこの映画を、こんな短期間にリメイクするのは謎だ。
映画とは関係ないけど、僕もアメリカが好きでなんども行っている。タバコを吸うのでドラッグストアとガソリンスタンドにはよく行くのだが、ガソリンスタンドやドラッグストアを襲撃するアメリカ映画って山の如しなので、いつもちょっとだけ緊張する(笑)。
人生を諦めたからアル中になってしまったのか、アル中になったので人生を諦めたのか…そのあたりは明確に描かれていないが、誰もが人生でくじけそうになったとき、全てを諦めて、快楽に溺れたい…という願望はあるのではないかと思う。少なくとも僕にはある。
さして大きな起承転結がなく、日本人の日常を静かに描く…というのが僕にとっての、小津安二郎の先入観だ。その先入観は映画評論家がラジオで話しているのを聞いただけなのである…なので、当時高校生の僕にはイマイチ興味がなく、きっと小津作品はこの先もずっと見ないだろうな…と思って、ここまで来た。
見終わって半日経っても妙にいろいろなシーンを覚えていて、不思議な感じだった。1年経った今でも、モノクロの映像はなんとなく夢の中の景色のようで、ふと思い出すことがある。心のどこかに入り込んで来るような映画なのかもしれない。
当時のブルースが、ロックンロールの原点になっていることは間違いないだろうが、あまりにも当時のブルース話ばかりで、ちょっと退屈。途中でストーンズやエルビスが出てきたり、最後にレッド・ツェッペリンの名前が出てくるが、僕としては、こうしたロックへのつながりまでも描いて欲しかなったなあ…と思う。
特に後半、階段落ちの前日にヤスが酒に酔って仲間を引き連れて 小夏が「おでん」を作っているマンションに戻ってからのふたりのシーンはすごい。 ヤスが部屋をめちゃくちゃに破壊するシーンは、ワンカットで撮っているし 最後の小夏の叫びも、クサい芝居ながら感動したりするのである。
このブログでも僕の「映画レビュー」を掲載していこうと思います。というのも5年くらい前から趣味で、映画のレビューをEvernoteに書き溜めていて、最近までそれをすっかり忘れていたからです。
そこでせっかくブログを作ったことでもあるし、過去のレビューを交えつつ僕なりの独断と偏見のレビューを記録に残していこうと思います。その掲載カテゴリは「映画レビュー」としましたので、よろしくお願いします。