エンディングノートについて

エンディングノートとは

森川眞行です。ここのところ「終活」をテーマにブログ記事を書いていますが、その中で度々登場する「エンディングノート」についての記載をします。

Wikiぺディアによると「エンディングノート」 とは『高齢者が人生の終末期に迎える死に備えて自身の希望を書き留めておくノート』とあります。

以前も書きましたけど、昨年の夏に僕たち夫婦は、「サンセルモ玉泉院」の世田谷会館を見学して、その互助会の会員になりました。その時に玉泉院さんが、作っている「エンディングノート」を頂いて帰ってきました。

Wikiによると「エンディングノート」とは『法的効力を有する性格の文書である遺言とは異なり、存命中や死後の家族の負担を減らすことを目的としている』と記されています。ですので、形式はどのように書いてもよいと思いますし、「自分が死んだ後」に葬儀などの手続きを円滑にできるように作っておくとよいものだと僕も思います。

その玉泉院のエンディングノートがよくできているので、今日はその項目を紹介してみたいと思います。

まずは自分の属性を記録しておきましょう

まずは、自分に関する基本的な属性の記録。名前や生年月日。そして遺族のためにこれまでの簡単な自分史のようなものを記載しておくとよいと思います。

小学校から社会人、そして勤務していた会社など。まるで履歴書のようですが、自分ではわかっているかもしれないですが、以外に親族は知らないことが多い。それを故人がきちんと記録してあれば、故人を送る側にもちょっとした安心を得られると思うのですね。

このあたりのことは、遺族が故人を語る際の最低限の資料として残しておくとよいと思います。僕の場合は、それをエクセルを使って年表形式のものを作っています。以下の画像は僕が個人的に作っているMicrosoft Excelの画面。

このセクセルはまだまだ途中経過なのですが、最低でも必要なのは、時系列(西暦と和号)、年齢、そして主な出来事。あとは当時に交際していた友人や恋人、社会の出来事なども記載しておくとよいと思います。(まだまだ制作途中なのですが、完成したら報告しますね)

このExcelシートさえあれば、けっこう無敵。もし自分史を書いたりするのであれば、これが基本になりますし、僕がこのブログを書く時も結構役に立ちました(笑)。

自分が死んだ後に迷惑かけないように

故人の歴史については、作り込む本人は楽しい作業かも知れないですが(笑)、重要なのは自分が死んだあとのこと。具体的にいえば最初に行わなくてはならない葬儀についても、故人の意思が明確にされていれば、遺族はスムースに葬儀を執り行うことができます。

例えば、遺族は以下のことを遂行しなくてはならず、本人は死んでいるわけですから、結構悩んでしまうわけです。そこで、生前に以下のようなことを、故人の意思で決めておくとよいと思います。

  • どの宗教で葬儀を行ってほしいのか
  • 戒名は必要なのか
  • どんな葬式にしたいのか、どんな通夜にして欲しいか
  • 誰に弔問にきて欲しいのか
  • 葬儀費用はどれくらいかけるのか
  • 葬儀礼品はどうするか、香典はいただくのか
  • 臓器提供の意思

などは、本人が死んだあとでは遺族は相談することができない。ですので、先に決めておくとよいと思います。そして、自分が死んだ後の通夜や葬式は、どんな風にして欲しいかという希望を書いておくのはとてもよいこと。例えば生きている間に「俺が死んだら、ロックンロールな葬式でライブをやってくれ、バンマスはお前に任せる」と、生前に告げておけば、心残りなく旅立てるというものです(笑)。

さらにエンディングノートは、葬儀だけじゃなくて、高齢者がこれから立ち向かう可能性の大きい「認知症」にも役に立ちます。

我が家は、現在妻が訪問介護の仕事をしているので、認知症を含めた高齢者との対応を毎日していますが、高齢者と家族というのは大変なようです。なにしろ「認知症」というのは、かかったことがない人にとっては「どんな状態になるのか」ってことがわかってないですよね。その時の介護はどうして欲しいのか…ということを、はっきりと自分の意思で示していくことは大切なことだと思います。

まだまだ、このあたり書きたいことがあるので、続きを書きますので、また読んでください。認知症や自分の葬儀はまだまだ先と思っている人にとって、それがいきなり訪れる可能性はゼロではないのです。


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