嵐を呼ぶ男

1957年の石原裕次郎主演の日活映画

僕が産まれる前の映画。 ここんとこ、小林旭、吉永小百合と昔の日活映画を観てきた。 まあ、全部失望したんだけど(笑)、この際「毒を食わらば皿まで」気分で観てみた。

オープニングから10分で「やっぱりあかんわ」と思ったけど(笑)最後まで我慢して観た。 最初は「ギターを持った渡り鳥」や「青い山脈」よりもいいテンポで楽しかったのだが 後半になるに従ってダルくなる。なんか、色んな要素を詰め込み過ぎ。 大河ドラマじゃないんだから、もうちょっとシンプルにすればいいのに…と思った。 エンディングは、例に漏れず「なんじゃそれ」である(笑)。

まあそれにしても、とにかく石原裕次郎が若い。そしてよく笑う。つか笑い過ぎ(笑)。

僕の裕次郎は「太陽にほえろ」のボス

僕らの世代で石原裕次郎といえば、中学生の時に熱中していた「太陽にほえろ」のボスである。 その当時も、僕は石原裕次郎の良さをあまりよくわかってなかったんだけど 一緒にテレビを見ていた母親はテレビ観ながら溜息をついて 「祐次郎、すっかり太ったわねー、昔はかっこ良かったのよ」なんて言っていた。 そんなことを思い出しながら、改めて若い頃の石原裕次郎をみてみたが 僕はあまり共感できなかったわ。世代の問題かな。

有名なドラム合戦のシーンも、なんかギャグにしか見えないのだよ。 小林旭のときもそうだったんだけど、この当時の二枚目俳優の演技が 大根役者まるだしに見えてしまうのよね。つか、演じてんのか?的な。

音楽をテーマにした映画は、いつも熱心に観てしまうが、この映画は別。 だって石原裕次郎はドラム叩いてないんだもん。 本当に叩けるのかもしれないけど、音源が差換えられているのが、モロバレなんすよ。

よかったのは、バンドのベースをやってた岡田真澄。 若い頃の岡田真澄はめちゃくちゃカッコイイ。


  • 原作、監督:井上梅次
  • 出演:北原三枝/石原裕次郎
  • 公開日:1957年12月28日
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