久しぶりのソフトシェルクラブ
カニのような甲殻類は硬い外骨格に覆われているので、そのままでは成長できない。そのため、古い殻からいったん体液中にカルシウムを吸収してから脱ぎ捨て、新しい殻がまだ硬化する前に水を吸収してその圧力で膨らみ、カルシウムを新しい殻に戻すことで再び硬化する。この硬化前の段階で調理するのがソフトシェルクラブなのです
カニのような甲殻類は硬い外骨格に覆われているので、そのままでは成長できない。そのため、古い殻からいったん体液中にカルシウムを吸収してから脱ぎ捨て、新しい殻がまだ硬化する前に水を吸収してその圧力で膨らみ、カルシウムを新しい殻に戻すことで再び硬化する。この硬化前の段階で調理するのがソフトシェルクラブなのです
料理の下ごしらえは時間がかかりますが(今回は全部で4時間くらい)、こうして作り置きしたものは、愛着があるぶん余計に美味しく感じます。そして何よりもコスパがいいのが最高だと思いませんか。
用意するのは豚バラ肉のブロック。国産で1000円くらい、カナダ産やアメリカ産で900円くらい。まあ、どっちでもよいです。これを二つにカットしてフォークやアイスピックでポツポツと穴を開けます。これは乾燥時に水分を抜くための手法だと思うのですが、これかけっこう面倒臭い。
ジャージャー麺のレシピでは、豚肉はミンチを使うことが多いようですが、今回も肉の食感を楽しみたいので、豚バラを細かくカットしたものを使います。
というわけで、備蓄の品々をみていると小麦粉(強力粉、薄力粉)が多かったことに気が付いて、昨日は「豚まん」を作ることにしました(東京では肉まんと言うみたいですw)
まあ、そんなわけで、僕の還暦とは対照的に地味な還暦ウィークだったのですが、僕たち夫婦と僕たち家族は幸せを噛みしめることができ、60歳からの後半の人生のスタートのワクワクしている次第です(笑)
精進料理って、肉もサカナも使っちゃダメなんだよね。でもこれ、どう見ても「マグロの赤身」なんですが…。とか言ってると妻が「ふふん」と笑ってます。「まずは食べてみて」と言われて、醤油を付けて食べてみると、肉厚な食感で、明らかに魚ではなく「野菜?」なテイスト。
今更説明不要かと思いますが、精進料理とは、仏教の戒律に基づき殺生や煩悩への刺激を避けることを主眼として調理された料理のことを指します。
料理はふたりで作るから楽しい。作りながら色々な話ができるのもよいですよ。うちの場合は、僕があまり包丁さばきは上手ではないので、妻が具材を切って、僕が炒め物や煮物を担当します。なんでも僕の味付けの方が美味しいらしいです(娘も息子もそう言ってるw)
家庭科の調理実習はワクワクして臨みました。今考えれば給食以外の時間にメシが食える…という意地汚いガキだったのでしょうが、僕は今でもこの授業をよく憶えています。
ところで「すき焼き」って関西と関東と全然違う…って知ってましたか? まあ僕から言わせると関東風のすき焼き。要するに割り下を作ってグツグツ煮るのは「すき焼き」ではなく「すき煮」あるいは「すき鍋」だと思うのです。だって全然焼いてないもん。
手作り餃子は、皮を作る工程がで一番楽しい、みんなで皮を作り、妻が具を詰めていきます。なんだかんだと色々話をしながらワイワイ作っていくこと。これが手作り餃子の醍醐味なんですよ。さらに餃子を作りながら一杯やるのも楽しいです(むしろ必須w)。
昔の日本の味噌作りは大豆を潰す工程を、家族全員でやっていたとのこと。お母さんだけじゃなく子供も一緒にプチプチと指で大豆を潰すって、なんかほのぼのしていいですよね。子供も味噌作りに自分も参加したということを覚えているでしょうから、自家製の味噌がどんどん好きになるでしょうし。
もう、僕たち夫婦も61歳と59歳ですから、残りの人生の方が短い。だから少々体によくない食べ物を摂取しても残りの人生にそんなに悪影響はないだろう…なんてことは考えているのですが、僕たち夫婦には娘がいて、さらに孫がいる。孫はまだ1歳半で、残り人生は膨大な時間があるのです。だからこそ、幼い頃から有害なものは摂取させたくなくない…と考えている今日この頃なんです。