ウイルス対策特別措置法の会見で考えた

正直コロナウィルス報道にはうんざりしてます

連日のコロナウィルス報道…というか、ニュースを見ては、まるで写経のようにオウム返しで上がってくる記事にうんざりしてます。おまえら暇なんかと、何が嬉しいんだと。正直本当にうんざり。そして政治が悪い、マスコミが悪い…みたいな宗教的とも思えるコメントも気持ち悪い。

数日前にWHO(世界保健機構)がついにパンデミック宣言的な発言をしました(非公式ですけど)。「パンデミック」という言葉は、使ってはならないような緊急時に使う用語。

  • endemic エンデミック(地域流行)特定の人々や特定の地域において、「regularly (ある程度の割合、ポツポツと)」見られる状態。地域的に狭い範囲に限定され、患者数も比較的少なく、拡大のスピードも比較的遅い状態。「流行」以前の段階。風土病もエンデミックの一種にあたる。
  • epidemic エピデミック(流行)特定のコミュニティ内で、特定の一時期、感染症が広がること。特に突発的に規模が拡大し集団で発生することを「アウトブレイク(out-break)」と呼ぶ。
  • pandemic パンデミック(汎発流行)(さらに流行の規模が大きくなり)国中や世界中で、感染症が流行すること。世界流行、世界的流行とも。

感染したら死ぬという恐怖

こうした用語を使うことによって、僕たちに伝わるものは何でしょうか?それは「恐怖」です。もっといえば「感染したら死ぬ」という具体的な絶望感。それが今回の武漢ウィルスになるわけですね。

今回の武漢ウィルスも、この「感染したら死ぬ」という恐怖こそが、パンデミックになったような気がしています。例えば「伝染病」として怖いものとして、何をイメージしますか? 僕にとってはエイズとペストです。

エイズの場合、血液感染を除くと「セックス」が感染ゲートになるため、ゲイのみなさんやアナルセックス好きの風俗好きの男性は一斉に禁欲したことでしょう(ゲイの場合はもうちょっと深いですけどね)。その結果、僕たちはフレディ・マーキュリーやクラウス・ノミを失うことになるのですが、まあ…そこは話が脱線していると思うので、これ以上は書きません(笑)。

ただペスト(Wikiで読む)という、近代の伝染病では例のない、致死率50%以上の伝染病があり、今回の武漢ウィルスが僕たちの頭の中で、それを繋げているような気がするわけです。すなわち「感染すると死に至る」…と。

「ペストで黒くなってしまった手」Wikiより

でも実は違った

今回の武漢ウィルスは、感染してから死に至るまでの致死率は3%前後。感染してからのペストとは一桁以上異なるわけですよね。では、感染率はどうなのか。これを友人の村上JOE氏のブログ「数字で読み解く新型コロナウイルス」で読み解くと、一割も感染していないわけです。

すなわち、今のところ「武漢ウィルスは感染して即、死に至る感染症ではない」ということが分かり、さらに感染率も10%前後。つまりは通常のインフルエンザの感染率と同等あるいはそれ以下、致死率は極めて低い。さらに言えば感染後に死に至った方々の多くは高齢者。そのほかは普通に生還(一度感染した方が再び陽性反応が出たという報告があるとはいえ)…。

ぶっちゃけ、武漢ウィルスって大したことないんじゃないですか!(って言ってみたかったw)。ただし時系列を手繰ると発症した国家が出した情報があまりにも少ないために、妙な「かんぐり」みたいなものが世界中に広まった。これがパンデミックを引き起こした本当の要因かもしれませんね。

つまり世界に広まった武漢ウィルスの脅威は実はウィルスの殺傷力ではなく、国家が数字を隠したことによる「感染すると死に至る」的な、根拠のない思い込みの伝播であるような気がします。

さらにウィルスそのものは新型なので対処療法がないことは事実。だから不安が加速する。伝染病だから接触を避けるために武漢の街や州を閉鎖する。ついでに情報まで閉鎖したことや、インターネットによる情報伝播を国家で禁じたことが、じわじわと世界を不安に陥れたのかもしれません。あの時にWHOが指導すべきことは、病気の感染率と死亡率の数値の公開であったと改めて思うわけです。

ウィルス以外で死に至る人が心配

僕自身も、コロナウィルスの存在を認知してから、色々と考えていまして3月3日には「コロナが流行しても桶屋は儲からない」にもあるように風が吹けば桶屋が儲かる的な予想を勝手に考えたりしました。

このマップで書いていたもののうち、多くはその通りになってしまいました。中には残念な結果もありますが、在宅勤務で就労する数が増えたことのメリットも認知され始めているのは嬉しいです。ただし接触を避けるためにスポートイベントやコンサートの中止、ライブハウスですら閉鎖されて、加えて飲食店などが倒産や閉店が目前になってきているようです。

もちろん、経済的な不安も先行きが読めず、それは既に日本だけのことではなく世界が不安の渦に巻き込まれていっていますね。

この渦は、武漢ウィルスが人体に及ぼす影響以上に、世界経済がどんどん悪くなっていく不安の方が大きく、僕自身の仕事や収入も不安でいっぱいになっています。

でもね、ここは不安だー、不安だー。と念仏を唱えても仕方がないと、僕は考えていて多くのノイズに耳を傾けて不安になるよりも、明るい材料を見つけていくことが大事だと思っています。(少し脱線しますがメディアは人々を不安にさせる報道をすることを正義だと思っているような気がして、極めて不快です)

僕は一昨日の、安倍総理の「コロナウイルス対策特別措置法」の記者会見を見ていて、個人的な意見として「政府はよくやっている」と思いました。もちろん「数字をごまかしている」という意見もあるのでしょうが、この国では感染者も死亡者も少ない。それは学校を閉鎖したり、イベントを中止したり(さすがに選抜高校野球の中止はびっくりですが)職場にもテレワークを推奨してきた結果が出ているのではないかと。

さらに言えばPCR検査ガーの訴えを退けたのも英断。おそらく積極的にPCR検査を行えば、多くの健常者が病院に押し寄せ、そこで大きな感染渦を作ったに違いないです(それは韓国とイタリアの例を見れば明らかです)。

ピンチをチャンスにしていこう

そして重要なのは「ちゃんと数字を見ること」かと思うのです。結局、感染後に深刻な状態になる(=死ぬ)が極めて少なく、感染力も通常のインフルエンザと同じであれば、そんなに大騒ぎすることじゃないという「意識を持つこと」が大事になると思うのです。

同じくJOE氏のブログ「たかが風邪、されど風邪。ピークを低く遅く。怖がりすぎない」に書かれていますが、まさにその通り。

感染者の80%以上が軽症あるは無症状。病院に入院し治療を受けた人の大多数は治療を終えて退院しているのです。パンデミックであることは間違いないですけど、基本的には単なる風邪であり、数年後には「あの時は大騒ぎしたよね」と笑い話になっていることを願います。というか、そうなると思います。

たかが風邪、されど風邪。ピークを低く遅く。怖がりすぎないより

それより、このピンチで僕たちは日常的に「手洗い・うがい」を欠かさない習慣を身に着けることは、仮にコロナ禍が治ったあとも、よき習慣として生活に浸透していくでしょうし(結果的にそれで、様々な疾患になることを防げる)。

そして免疫力を高めることを理解すればよい。すなわち「ストレスを貯めない」「十分な睡眠をとる」「免疫力を高める食材を摂取する」という3つ。速攻で免疫力を高めるらしい…という噂を聞いて、食材をスーパーで買い占めるという醜い行為をする前に、五大栄養素と抗酸化物質のことをちゃんと知るべきなのですよ。

※ちなみにそのために僕も以下のブログ記事を書いてきたわけで(笑)

そして、学校や職場やイベントに代替手段としてテレワークが浸透することはよいことです。言っておきますが、我が国(日本)はアジアの中でもデジタルの分野では既に後進国です。企業も行政も「デジタルトランスフォーメーション」ができていないのですから、これをきっかけに多くの上層部の方々がDX推進に目を向けて欲しいものです。

なんだか、長いだけのブログになってしまってすみません。言いたかったこと…というか感じていることは、武漢ウィルスに対して「不安」というマインドのピークはすぎたかも知れないということ。あとはピンチをチャンスにして、ワイドショーは見ないようにして(笑)、笑顔で友人と家族を大事にしましょう。


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