3000万ドルの男
2002年のアメリカ映画。「ボーン」シリーズの第一作。アメリカ政府が3000万ドルかけて作った最終兵器、ジェイソン・ボーン。3000万ドルって30億円やんかいさ。そんだけの予算あればアイアンマン作ればよいのに(笑)。
マッドデイモン=まぬけ?
確かに、格闘技や拳銃、カーチェイス…なにを取っても超一流のスパイらしい演技をする主人公のマッド・デイモンなんだけど。どうも、僕にとってマッド・デイモンってオーシャンズ11の「ライナス」のイメージが強くて、イマイチ頼りないのだ(笑)。さらに、マッド・デイモンが演技の端々で、口を開けて演技するシーンがあり、なんともそれが間抜けな印象を感じてしまい「マッドデイモン=まぬけ」というイメージが僕の中で定着してしまった。
まあ、これは僕だけが勝手に思っているマッド・デイモンへのイメージなんだろうけど、同じくオーシャンズ11に出演していたブラッドピットも、いつも何か食べ物を手に持って、口をモグモグ動かしているという印象があり「ブラピ=食いしん坊」というイメージが定着してしまった。おそるべしオーシャンズ11である(笑)
…というわけで、そこそこに強いヒーローなら、あまり気にならないがアメリカ史上、最も金がかかったヒーロー…という設定にはちょっと無理があるなあ…と勝手に思い込んでいる僕なのでした。
アクション映画としてはすごいっす
だからと言って、それが映画に悪い影響を与えるわけもなくスパイアクションとしては、テンポよく、予算もそこそこにあって、見どころ満載の映画。とても面白い。
この手の映画にありがちな、逃亡の最中に男女がカップルになってしまうオチも嫌味のないラストシーンにつながって、爽やかなのである。だからと言って、思い返してみてもジェイソンボーンは、かっこいいヒーローではなく、いつも口を半開きにしているアメリカの詐欺師の2代目ボンボンという印象なんだけどさ。すまんマッド・デイモン。
「ボーン」シリーズは、これが第一作で、まだ続編があるみたいだから、続けて観てみようと思う。
- 監督:ダグ・リーマン
- 出演者:マット・デイモン
- 日本公開日:2003年1月25日
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