細胞について調べてみた
昨日、コロナウィルスから生還するには、普段から免疫力を高めることです…ってことを書きました(「コロナウィルスと免疫力」を参照)。そのなかで僕たちの体の中で、細胞が「錆びつく」こと、すなわち活性酸素が生成されることが多くの疾患の要因になっていて、そのためには抗酸素酵素を増やすことが重要というところまでは、頭の悪い僕でもなんとか理解できました。
では、それ以前の僕たちの細胞について少し勉強してみました。まず僕の身体の中にある細胞の数なんですが、なんと60兆個もあるんです。あまりに桁が大きすぎてピンと来ませんね。算用数字で書くと、60,000,000,000,000という桁になります(余計にピンと来ないかも…笑)
それぞれの細胞には、中心に核があり僕たちが生きていくために必要な遺伝子情報が納められています。その情報とは、細胞の主成分であるタンパク質を合成するための設計図と言われています。その遺伝子を含め、多くの物質で細胞が構成されていて、図で書くとこんな感じ。
なんだか、下手すぎる図で伝わりませんね(苦笑)。なのでアドビストックで図版を探して購入してみたのがこれ↓
この「遺伝子」は「DNA」という物質が折りたたまれて格納されており、このDNAに刻まれている情報が、役割に合わせた細胞を作っていくのです。この折りたたまれたDNAは二重螺旋構造になっていて、つながる順番や数が変わるため、数万種類のタンパク質を作ることができるわけです。
DNAは、二重のらせん構造というのは、結構知れ渡っているのでご存知の方も多いですよね。改めて人体の構造ってすごいですね。本当に…誰が作ったんだろう?(笑)
ミトコンドリアはエネルギーを生成する
そして細胞の中には「ミトコンドリア」という物質があります。言わずもがな僕たちの肉体はエネルギーによって生命が維持されています。体温を保持したり、運動したり、脳を使って思考を巡らせるにもエネルギーがなければ身体は維持できません。車にガゾリンが必要であるように、漫画に出てくるロボットだって何らかのエネルギーがなければ機能しませんよね。
それは体を動かしたり思考するだけでなく、何もしなくても臓器や器官は動いているわけですから、それにもエネルギーが必要になります。
そこで頑張るのがミトコンドリアです。僕たちが食物から摂取した栄養は、呼吸から得た酸素を使って燃焼する役割を担うのがミトコンドリア。そのエネルギーの産出量は、身体を維持するためのエネルギーの95%と言われています。
ちなみに、上の図がミトコンドリア。ピーナツのような楕円形で、内部のヒダの中にはミトコンドリア独自のDNAが保存されています。このDNAを調べていくと、個人を特定する個性や、疾患や長寿や運動能力などがわかってくるらしいです。
エネルギーの生成と同時に活性酸素も作ってしまう
ミトコンドリアは酸素を使って栄養分を燃やす(酸化させる)ことでエネルギーを作るのですが、同時に「活性酸素:スーパーオキシド」も大量に発生させてしまいます。
自然界でも、物質を燃やすことでエネルギーを得ることがありますが、同時に「燃えかす」もできてしまいますよね。まあ、あんな感じだと思ってください。
この活性酸素が細胞に触れると酸化してしまいます(細胞が錆びつくという表現がよく使われます)。さらに酸化が進むと、人体に悪影響が出てきます。
例えば活性酸素によって細胞内のDNAに傷がつくと「ガン遺伝子」と「ガン抑制遺伝子」とのバランスによるプログラムエラーが起きて、癌を発症させしまったり。血液中の善玉コレステロールと悪玉コレストロールのバランスが崩れて、動脈硬化を起こしたりするのです。
だから抗酸化物質が必要なのだ
僕たちの体の中には体内で除去できないほどの活性酸素が発生しており、体内には活性酸素から細胞を守る「抗酸化物質」が存在しますが、これも活性酸素が攻撃をするため数が減っていく傾向にあります。
それを逆転させるためには抗酸化物質を増やすしかありませんね。活性酸素の発生を抑えるには、抗酸化物質とエネルギー生成を促す物質をたっぷり補充することが求められるのは、おわかりでしょう。それによってミトコンドリアを助け、正常に栄養分を燃やすことが求められるのです。
では、その抗酸化物質を摂取するにはどうすればよいのか。そもそも抗酸化物質とは何なのかをリスト化します。活性酸素を取り除く効果のある栄養素は以下の通りです。
- ミネラル
- ビタミン
- αリボ酸
- アセチレル-L-カルニチン
- コエンザイムQ10
- フィトケミカル
- オメガ脂肪酸
これを全部説明すると長くなってしまうので、次回に回しますね。とりあえず、免疫力をあげるには、抗酸化物質の摂取が必須であるということです。