スピルバーグ映画史上最大のヒット作
1993年のスティーブン・スピルバーグ作品。スピルバーグ映画史上最大のヒット作らしい。というものの、僕はこの映画テレビでちらっと見ただけで、ちゃんと観るのは今回が初めてなのである。
南の小島に、ある財閥がDNA操作によって恐竜を復活させたアドベンチャー施設を作るが、結果的に恐竜が野放しになってしまい恐竜に追われる主人公たちを描いた…という誰でも知っているストーリー。
監督はもちろん、俳優も音楽も、VFXも完璧な映画だ。飽きる場面はなく、最後まで見続けることができる。さすがはスピルバーグ…って言い方は好きじゃないけど、やはり映画としてうまい。
彼の出世作「ジョーズ」でもそうだったが、どこから敵(鮫や恐竜)が出てくるのか、見ている側はスクリーンの四隅まで意識を持って見させてしまう技量。そして半拍置いたあたりで、とんでもない画面展開になるカット割り。本当に最後までぐいぐいと引き込まれる、
Macintosh Quadra700が(笑)
映画の途中でパソコンが映る場面があり、それがAppleのMacintosh Quadra700 なのである(ついでにモニタはSuperMAC社)。当時としてみれば、最高のコンピュータだが、それでもPower Macintosh登場以前だ。
このマシンでできることは限られている。にも関わらず、この映画での恐竜(ティラノサウルス)は、フルCGで作られているらしい。むろん、MacじゃなくてUNIXか何かの専用機だと思うが(多分シリコングラフィックス)、それにしてもすごい。おそるべしスピルバーグ。つかILM。
俳優も大好きなジェフ・ゴールドブラムが出ている。あとでWikiを観て分かったのだけど、タバコばかり吸っているエンジニア役はサミュエル・L・ジャクソンだったんだね。
大富豪の社長は、大脱走でビッグXを演じていたリチャード・アッテンボロー。主人公の助手の女性はローラ・ダーンで、これも好きな俳優なのです。
とにかく面白い映画。続編のロストワールドも観てみようと思った。
- null
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 出演者:サム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、リチャード・アッテンボロー
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
- 日本公開:1993年7月17日