キャデラック・レコード

音楽でアメリカを変えた人々の物語

2008年のアメリカ映画。「音楽でアメリカを変えた人々の物語」という副題がついている。 実際に存在したシカゴのブルースレーベル「チェスレコード」のドキュメンタリー風の映画で、マディ・ウォータースやチャック・ベリーなどが出てくる。ちなみに、チャック・ベリーは全盛時に、犯罪犯して実刑くらって刑務所に投獄されていたなんて、この映画で知った(笑)。

アメリカで黒人の哀歌だったブルースが、白人までにも受け入れられ、さらにロックンロールへ進化していく過程が描かれているが、いまいち盛り上がらない。粛々と話が進みすぎている気がする。途中で出てくるローリングストーンズも、なんだか似てないので、面白かったけど盛り上がらない(笑)

淡々とストーリーは進むが、これと言って感動することもなく終わった。 エタ・ジェームスをビヨンセが演じているが、これもイマイチ。

製作総指揮はビヨンセ

Wikiを読むと、この映画の製作総指揮はビヨンセが担当していることを知る。やはり、ミュージシャンなので、そういうプロデュースがしたいのだろう。 そのせいか、後半はエタ・ジョーンズのエピソードが多すぎると感じた。

当時のブルースが、ロックンロールの原点になっていることは間違いないだろうが、あまりにも当時のブルース話ばかりで、ちょっと退屈。(まあ、それを描く映画なので当たり前なんだけどさ)

途中でローリング・ストーンズやエルビスが出てきたり、最後にレッド・ツェッペリンの名前が出てくるが、僕としては、こうしたロックへのつながりまでも描いて欲しかなったなあ…と思う。あくまで個人的な感想だけどね。

音楽の映画なので、もちろん音楽は素晴らしいのだけど、僕にとっては、ちょっと退屈でした。

  • 監督/脚本:ダーネル・マーティン
  • 製作総指揮:ビヨンセ・ノウルズ/マーク・レヴィン
  • 出演者:エイドリアン・ブロディ/ジェフリー・ライト/ビヨンセ・ノウルズ
  • 日本公開:2009年8月15日
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