キーボード:榎本みょうが君の作品
「かけっこ」はPLANET CITYのキーボード奏者、榎本みょうが君の作曲です。
この曲も古い曲で、僕とみょうが君がプラネットシティというバンドをしていて、彼女の家でフォステクスの4chレコーダーを使って、オリジナルを録音していてた頃、しょっちゅう遊びにきてくれて手伝ってくれた彼が、「僕もオリジナル曲を作ったんだけど、録音してもいい?」って申し出てくれて、僕がリズムトラックをプログラムして、殆どはみょうが君の演奏を多重録音して仕上げた曲です。
残念ながら、その当時の音源は、多分家の中のどこかにあるのでしょうが(笑)今は見つかりません。しかし、当時、その曲をライブで演奏した音源があるので、よろしければお聞きください。ほとんどオリジナルと同じものを再現しています。
過去のインスト曲に歌詞を付けた
ゴンゾとみょうが君とバンド再結成して、過去の資産(笑)を聴いているうち、何曲かは、アウトオブガンチューでした。この曲もインスゥルメンタルの「スカ」だと思っていたんですね。
ところが、新たしく購入したギターで「ジャラーン」とか弾いていると、パッフェルベルのカノンのようなコード進行で歌ってみたくなりました。たぶん最初のアレンジが強烈すぎたのでしょうね。
そこから、歌詞をつけてみたいと思い始め、「かけっこ」と云うキーワードで世界を作ってみると、どんどん歌詞が生まれてきたのです。
この歌詞は、僕の小学校の実体験。学校が終わって「かけっこ」で一緒に家に帰ったのは、エンゼルアワーを一緒にスタートさせた谷君であることは秘密です。
かけっこ
今日もたくさん遊んだ
授業中は落書きしてた
窓の外を走る車を見ていた
大人になっても僕は夏休みを待ってるだろうか
大人になれば宿題はないのかな
僕はずっと待ってる 夏休みも遠足も
大晦日の夜はずっとずっと起きているんだ
退屈な授業が終われば
君とふたりでかけっこ
どっちが先におうちにつくだろうね体育館も時計台もどんどん遠くなるよ
僕の家、君の家 どんどん近くなるね景色が変わる…すごいスピードで…
時間まで飛び越えそうさ
未来の僕まで追いついてしまいそうだよ僕たちの秘密基地がどんどん遠くなるよ
僕の家、君の家 どんどん近くなるね景色が変わる…すごいスピードで…
作詞:森川眞行 / 作曲:榎本みょうが
時間まで飛び越えそうさ
未来の僕まで追いついてしまいそうだよ
現段階で一番好きな曲
とりあえず、歌詞をつけたことにみょうが君は快諾。むしろ、新しいイメージを広げてくれました。
サウンド面では、僕も頑張ってギターを弾きましたけど、やはりうちのバンドの背骨であるゴンゾがすごい。当初の間奏はみょうが君のソロを想定しており、ゴンゾはそこに、ビートルズの「レッド・イット・ビー」のようなオブリガードを入れたつもりだったらしいですが、ミックスダウンで僕が、ゴンゾのギターをメインにしてしまいました(笑)
演奏メンバーは以下の通り
- 森川眞行:ボーカル、ドラムプログラム、12弦ギター
- ゴンゾ:エレキギター、アコースティックギター、フレットレスベース
- みょうが:ピアノ、シンセサイザー
あと、エンディングのインプロビゼージョン的な部分は、当初フェードアウトで終わるつもりのピアノで、みょうが君が「終わった」と思って、後半適当なフレーズを弾いて遊んでいたのですが、それはそのままデータとして残っていますので、そこにゴンゾもインプロなベースを追加…。そうして遊んでいるうちに、どうやって終わればいんんだ…という話になり、ゴンゾが「最後はグランドピアノで『C』だよね」…ということで、ビートルズの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」をリスペクトしました(バレバレですよね…汗)
現時点のPLANET CITYのレパートリーでは個人的に一番好きな曲かもしれません。それは作曲のみょうが君と、歌詞を作った僕とのコラボレーションがうまくいったからかも知れません。