ドイツの映画って珍しい?
1997年のドイツ映画。この映画も何の知識もなく見たので途中までドイツ映画とは気が付かなかった。 (ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア:Wikiペディア)
病院で同室になった脳腫瘍と末期ガンの男ふたりが、病院を抜け出し、ギャングの車を盗んで海を見に行くという物語。 追いかけるギャングに関する描写がユーモラスに描かれているので、あまりシリアスな印象はないのだけど、かといってコメディ映画でもない。
余命僅かな男たちだけが知っている悲しくも楽しい旅なのだ。一流ホテルに泊まって「死ぬまでにやっておきたいこと」を紙に書くシーンがある。これ、他の映画でも見た気がする (もっと老人が演じていた…確かジャック・ニコルソン?)…けど、きっと、この映画の方が先なんだろうと思った。
ガソリンスタンド、銀行、高級ブティック、高級ホテルなどを巡り、最後は売春宿で二輪車遊びをして、さらにお母さんにエルビスのキャデラックを贈る。なんか、いいエピソードばかりだった。
真夜中のカーボーイ、サンダーボルト、傷だらけの天使
僕はこういう、男ふたりの友情ドラマに弱い。真夜中のカーボーイ、サンダーボルト、傷だらけの天使…。最後はいつも悲しい結末が待っている。話の序盤で「海を見に行こうぜ」ということになった瞬間からラストシーンがなんとなく予想できてしまった。いい意味で。
そして、思った通りのラストシーン。思った通りのエンディング曲は「天国の扉」 (もちろんボブ・ディラン)
観てよかった。
でも、この曲は個人的にはガンズ&ローゼスが一番好きかなw
- 監督/脚本:トーマス・ヤーン
- 出演者:ティル・シュヴァイガー/ヤン・ヨーゼフ・リーファース
- 日本公開:1999年10月23日
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