ぶたまん食いながら思ったこと

相変わらずスーパーの棚から食材が消えています

昨日のブログ「豚まん作った」で作ったぶたまん食べながら思ったことです。先週の中頃から(都知事の週末外出の自粛要請)、この先はやばいだろうなあ…と思って、買い物の回数を多くして、自主的に缶詰、米、小麦粉、乾麺系を買いだめしていました。といっても買占めではなく、自宅での備蓄としてです。

そして、ぶたまん食べながら思ったことは、確かにコロナ禍で外食はしなくなるから自宅での自炊が、各家庭に求められるのだろうなあ…と言うこと。

けどね、さらにぶたまん食べながら考えたことは、僕たち家族は普段から外食をしていないということです。その理由は2つあります。

ひとつは外食は経済的な負担が大きいということ。すなわち「高い」ということですね。もうひとつは「まずい」と思う料理が多いということです。それは自宅で調理することが日常的なデフォルトになっていることが大きいです。

例えば、先日も妻の還暦の誕生日で、本当なら外食をしてもよかったのですが、同じ金額を払うのであれば、いい魚屋さんで上等な食材を購入すれば、高級寿司店にも負けないほどの食材を、半分以下で楽しむことができました(還暦手巻き寿司といちごパフェ 参照)。

さらに僕の場合、外食時にはお酒を飲むので、自宅でシャンパン、ワイン、日本酒、ウィスキーと好きなお酒を楽しむこともできるわけです。

もうひとつは、料理は夫婦で作るもの にも書きましたが、僕たち夫婦は、ほぼ毎日一緒に晩御飯を作っています。

これはもう日常的なプログラムとして組み込まれており、フリーランスとして自宅で仕事をしている僕、そして訪問介護の仕事をしている妻が、仕事が終わって晩御飯の仕度をするのが、だいたい18時すぎ。そこから「今日は何を作ろう」と手分けをして料理します。主に包丁さばきが下手な僕に変わって、妻が食材を切る役で、僕が調理の役割であります。

日常的に料理しない人々にもロックダウンはやってくる

ちょっと話がずれましたね(笑)。話を戻します。おとといの都知事の外出自粛要請で、スーパーから食材が消え初めています。そのぶたまんを作った日に、出来上がったぶたまんを蒸すのにキッチンペーパーが切れていたので、隣のドラッグストアに買いにいきました。そこは簡単な食材も売っているのですが、そこで金髪でくるくるの巻き毛の派手なお姉ちゃんが、電子レンジで温めるタイプの「ごはん」を二種類手にとって見比べているのです。

なんだか、その光景で色々なことを想像してしまいました。若いお姉ちゃんは、きっと自宅でご飯を炊くという自炊に慣れていないのでしょう。おそらくは日々外食か、コンビニ弁当。そんな彼女が夕食でレトルト系の食材を買って、インスタントご飯を手にしている…。それが、このコロナショックで生まれた光景なんだなあ…と少し切なくなりました。

実際にまだロックダウンが始まっていない東京ですが、必ず都市閉鎖はやってくるでしょう。そんな中で日常的に自炊をしていない人々は、小麦粉から豚まんを作ったり、ピザを作ったり、うどんを作ることなんて想像もしないでしょう。…それがダメだと言っているわけではないです。ただ、今回のロックダウンを含めてのコロナショックは長期戦になりそうですよね。だからそういう意味でも、生き延びるために人々が少しでも調理に興味を持つようになればいいなあ…なんて思いました。

SNSでも人気のあるDELISH KITCHEN みたいなサイトを楽しみながら閲覧することも、長期戦になるコロナ禍には有効なのかな…と思ったりしました。

コロナ禍でも食材は提供されるということ

さらに思ったことは、僕はこの数年、極力「小麦粉」を摂取することを控えています。それは小麦粉に含まれているグルテンが大腸に対してよくないことを知っているからです。関西人の僕は、たこ焼き、お好み焼き…というコナモンが大好きですし、うどんも大好物です。小麦粉について言えば餃子の皮も(手作り餃子のススメ 参照)、ナンも、パンも全部手作りで作れます。ですが大腸への負担を考慮して、小麦粉摂取は月に1,2回にしています。

なのに、どうして「ぶたまん」を作って食べたのか? それはコロナショックで備蓄した食料を消費しなくては…という気持ちが働いたような気がします。

妻が訪問介護で行く先の利用者さんに、お米屋さんがあります。小池都知事の発言行こう、朝からお米屋さんには行列ができたそうです。そして仕事が終わった妻がお米屋のご主人に「お米ってなくなりませんか」と聞くと、大笑いで「なくなるわけないでしょー」と言われたそうです。その帰りに寄った市場の八百屋さんの大将も「野菜は毎日くるから買い占めとかするんじゃねーぞ」と怒っていたらしいです。

つまり、食材に関しては「スーパーでの買い占め」なんてする必要がないのです。きっとこれは、少し前のトイレットペーパー不足が、みんなの頭の中にあるからでしょうね。

今回のコロナショック、ロックアウトとモノ不足は何の関係もない。それを冷静な頭で考え、普段通りの買い物のペースを行うべきです。やってはいけないことは、スーパーに人が押し寄せること。それが最大の感染源になるということなのですから。

このコロナ騒動。色々なことをゼロベースで考え直すための、よい機会になるのかな…なんて思って、昨日は美味しくぶたまんをいただきました。


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